新人葬儀屋ブログ

葬儀屋2年目の28歳女子です。本を読んだりアニメを見たりするのが好きです。私が消化したものを紹介していきます。

葬儀屋で働いている私の心霊体験 その1(恐怖度1)

葬儀屋さんって心霊体験あるのかな?

と少しでも気になっているそこのあなた。

その興味に私がお答えしましょう。。。

 

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葬儀屋で働いている私の心霊体験 その1

葬儀社に転職してから3ヶ月、

少し業務にも慣れ始めた頃です。

 

そのころの私といえば、

葬儀の度に家族と故人を想って、

泣きはしないものの一緒になって

悲しんでいました。

 

それが良くなかったのでしょう。

感情移入しすぎて、メンタルがつられてしまった様でした。

まず女性でいう生理前の様な状態に陥りました。

鬱っぽくなったり、情緒が不安定になったりしました。

それが一ヶ月くらい続いてしまったのですが、

その間に階段から4回転んで足をくじいていたのです。

通勤中の駅のホームで3度、会社の階段1度。

それも決まって右足でした。

今まで階段で転んだことなんて滅多にありません。

絶対におかしい、右足を引っ張られているんじゃないかと

心配になってしまいました。

 

ちょうど霊感の強い知り合い(Aさん)と

話す機会があったので、

1ヶ月間で4回転んで足を痛めて

しまったんです、と笑って話したところ

私の背後を見ながら「それ憑いてるね、

仕事中感情移入してないでしょうね」

と言われてギクリとしました。

(普通に怖いわ!)

それから下記のことを注意されました。

・故人に手を合わせる時は

 「お疲れ様でした」だけにすること

・家族に感情移入しすぎないこと

・一回塩を撒いてもらうこと

・必ず病院に行って足首を見てもらうこと

 

それからは言われたことを守って

同僚に塩を撒いてもらい、故人や家族に

気持ちが入りすぎないように意識しました。

 

すると、本当にそれ以降は何も起こらなくなったのです。

やはりメンタルが引っ張られていたせいで

いつもと違うことが起きてしまったんだと思いました。

 

ふと、小さい頃に親から「道路で轢かれてしまった

動物の死骸を見ても可愛そうと思ってはいけない」

と言われていたことを思い出しました。

きっとどこかで私は故人や家族をかわいそう

と思ってしまっていたのかもしれません。

 

故人も家族も可愛そうではありません。

その時をちょうど今迎えただけで、

他人から同情されるような事は何もないのです。

 

この一件が、葬儀屋で働く上で

故人と家族との接し方を間違えないように

しなければいけないということを、

肌で感じられた機会となりました。

 

ちなみに後日足を見てもらいに

病院へ行ったところ、捻挫ではなく

短期間で足を何度も捻ったせいで

腱鞘炎みたいになってると言われました・・・

手首ですら腱鞘炎になったことないのに(苦笑)

 

葬儀屋で働いている人たちは

遺体に毎日触れているので、死んでいる人に

対しての恐怖心などはありません。

生きている人と同じように思っています。

無礼のない様にきちんと対応しますし、

家族が最後のお別れをちゃんとできる様に

毎日顔色を確認して、火葬の時まで

もう少し頑張ってくださいね、

と必ず声をかけています。

 

結論:死んでる人も生きてる人も同じ。

   むしろ生きてる人の方が怖いよ〜。