新人葬儀屋ブログ

葬儀屋2年目の28歳女子です。本を読んだりアニメを見たりするのが好きです。私が消化したものを紹介していきます。

書籍紹介 イライラが一瞬にして消えるスゴイ本「頭に来てもアホとは戦うな!」

最近読んで自分的に一番刺さった本を紹介します。

頭に来てもアホとは戦うな!

 

堀江貴文さんが帯を書いています。

世の中アホばっかりで、40万部突破!! と結構なパワーワード(笑)

 

まずは作者はどんな方なのか、見ていきましょう。

村田 耕太郎 さんについて

早稲田大学商学部卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科経営管理専攻修士課程修了。

山一證券に入社後、全社で営業成績第1位となった。その後新日本海新聞社に入社し、系列紙の大阪日日新聞取締役社長に37歳(当時最年少)で就任。

政界へ転身し7年間の程参議院議員を経て、2015年から世界的な金融・経済シンクタンクであるミルケン・インスティテュート初の日本人フェローとなり、世界のリーダーと日本の橋渡し役となっている。

Wikipediaより)

(私には途中から何を言っているのかが理解できませんでした。)

とにかく優秀な方という事だけは、はっきりとわかりますね!

 

この本は彼が営業マンや議員時代に経験したであろう苦労と失敗を振り返り、もっとこうしていればよかったという後悔を、人生のアドバイスとして私たちに教えてくれるくれる内容です。

 

「職場の人間関係ダルいな」とか「会社の方針をどうしても納得できない」とか日々ストレスを感じている人には本当にお勧めしたい本です。

それでは本題の内容を紹介していきます。

 

  

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第一章 アホと戦うのは人生の無駄

この本の中で想定するアホというのは、

「あなたがわざわざ戦ったり、

  悩んだりする価値のない人間」

であるとされています。(以下”アホ”と称します)

 

時に理由もなく足を引っ張ってきたり、やたら絡んで

自分の価値を上げようとしてきたりする人近くにいませんか?

心当たりのある人も少なくないはず。

 

そういった人たちは表面上「嫌い」

という感情で行動しているように見えますが

深層心理は無条件で「好き」もしくは

「大いに興味がある」のどちらかです。

 

そういった”アホ”は、あなたに振り向いてほしくて

理不尽な事を言ってくるので、

あなたが嫌いオーラを出してしまうと、

向こうの愛は憎しみに変わってしまい

その時点で決戦の火ぶたは切られてしまいます。(怖すぎ)

 

結果的にあなたが頭に来たり恨んだりすることで、

本来ステップアップに使うべきエネルギーや時間を

相当費やしてしまっているという構図が出来上がっているのです。

 

なんという事でしょう、とても恐ろしいですね。

 

第二章 臆病者のための戦略的コミュニケーションのススメ

動物界では人間と同じように、協調性のあまりにない個体ははじかれてしまいます。

集団リンチにあったり、場合によっては殺されてしまうこともあるそうです。

 

仕事において、

日本人は集団にいると自己主張が弱いが、

対して欧米ではアグレッシブな人間が多い、

というイメージを持っている人が多いと思います。

 

しかし、よくドラマや映画で見るような

ライバルや上司と衝突するシーンなどは

実際では珍しい光景なのだとか。

自己主張が強すぎたりすぐ感情的になる人は、

ビジネスパーソンとして未熟、

という烙印を押されてしまうそう。

 

むやみに戦わない方が人生というサバイバルレースでいい結果を生みやすい

という事は動物界も人間界も同じなのです。

 

仕事をしていると許せないことがあったり、

カッと来てしまうことが少なからずあると思います。

そんなときは幽体離脱をしましょう。

瞬時に反応し感情をあらわにしてはいけません。

”アホが”たくさん寄ってきます。

 

どうしてもおさまらないときは紙やメールに一度書き連ねてみてください。

そのあとは誰にも見られないように気を付けて、送る前に抹消してください。

コイツは絶対にゆるさん!!という人はデスノートに書いてしまいましょう。

 

”アホ”に絡まれて得はありません。

時間とエネルギーが無駄である上に損しかない、

そう思ったときは一目散に逃げるのです。

一切かかわらず関心を持たないのが一番。

 

反論も反撃も厳禁です。好き勝手言わせておいて、とにかく逃げましょう!!

冒頭の話が本当なら、自滅してくれるはずですね。

 

第三章 どんな強者でも味方にする”人たらし”の技術

学力が高く、頭のいい人は世の中にたくさんいます。

ある一定のクラスの人は掃いて捨てるほどいるそうです。

しかし、全員が全員有能なビジネスマンかといえばそうではない… 

頭がいいことはそれなりの価値はありますが、絶対的な価値ではありません。

 

では、人生で一番必要な能力は何か。

それば「相手の気持ちを見抜く能力」です。

対人関係に関する行動では、まずは相手の気持ちを考えるところから始めましょう。

自分の目的を強く望むことと同じくらい

相手の気持ちを読むことは大事なことなのです。

 

「人を動かす」で有名なのはD・カーネギーですが、

人を動かすときの3原則といえば

・非難はしないこと

・相手を認めること

・相手の欲しがることを理解すること

ですね。

 

自分の意のままに進めたい物事があるのだとすれば、まずは自分から利益を相手に差し出してしまいましょう。

そうすることで”アホ”と戦う必要ななくなるのです。

 

動かしたい相手の立場に立ちニーズやウォンツを想像してください。

さらに共通の利害を見つけ、こちらがやりたことが相手の利益になれば

もう鬼に金棒です。

 

第四章 権力と評価の密接な関係 

まず言いたいことは、上司があなたを見てくれないとするならば、愚痴を嘆かずに自分の至らなさを振り返るべきです。

 

 どれだけ振り返っても至らない点があなたにないのだとすればあなたの上司は何も気づいていません。

頑張っていれば、ちゃんと見てくれるなんて甘い考えは今すぐ捨ててください。

あなた一人をじっくり気にかけて、気づける余裕と時間がないのです。

気づいていないことを想定して、あなたの頑張りをアピールし続けてください。

 

そして周りにうまく立ち回り評価されている人がいないか目を凝らしてみましょう。

必ずいるはずです。

うまく立ち回れている人は実はとても努力をしています。

気に入られる準備を強いているのです。

その人だけが特別に評価されているわけではなく、

評価に値する行動を起こしているのです。

 

そんな人と愚痴ばかり吐いている人が同時にいたら、必ず前者が評価されますね。

結果は見えています。

あなたのしている努力は今の環境に適していますか?

 

そして、その時評価されなかったとしても

腐らずに目の前の仕事をこなしていきましょう。

淡々とこなしていく者だけが最後に勝利を収めます。

 

腐ることは人生最大の無駄

という事を覚えておいてください。

タイムコストが大きいし、自分の人生を生きていないことになります。

自分の「理想の人事」という、限られた経験しかない自分が考えた意義があるかもわからないし創作物に振り回されているに過ぎないのです。

 

主体的に自分の目的や成長に焦点を合わせて、

与えられた環境の中でベストを尽くすべきです。

 

第五章 他人の目を気にするな

 生きていく上で、人間関係の悩みはつきものですね。

人は一人では生きていけない。

他者の評価や他人にどう思われているかが気になります。

いろんな人とうまく連携するためには

自分の立ち位置客観的に確認する必要があります。

しかし、だからといって他者の視線に振り回されてはいけません。

 

「他者から見た自分を意識する」 

「他者から見た自分を妄想してそれに振り回される」

では全く別ものです。

 

また、目的遂行のためにはどんなに滑稽であっても馬鹿にされても

他人の目を気にせず行動することが重要な場面もあるのです。

 

納得できないことで頭を下げなければいけない事があったとしましょう。

それをしなければ自分の目的が達成できないとした…

あなたはどう感じるでしょうか?

それがストレスなくできる人は、心の中では頭は下げていない自信があるから

平気で頭を下げられるのです。

主体はあくまで自分であり、他者の目に振り回されていないからこそできる

芸当ともいえるのです。

 

人に好かれていたい、という願望も誰しもが持っていると思いますが、

それに振り回されて自分の人生を生きていなかったら、

それは不幸ではありませんか? 

 

最終章 アホではなく自分と戦え

 時というのは人間みな平等に与えられているのに、

その使い方で人生が大きく変わりますね。

自分の時間をうまく使うにはとにかく自分と向き合うことが大切です。

特に自分の判断基準を持つことが最重要です。

なぜなら人生における幸せとは「自分の心からの納得」にしかなく

納得は自分の中の「もっとも大切な基準」が満たされないと得られないものだからです。

 だからこそ、自分が「何の基準を満たしたら納得できるのか」を

正直に向き合い確認しておく必要があるのです。

他者の基準で生きるのではなく、自身の目的に向かって一歩づつ進んでいくべきです。

 

有限な人生を活かすために、アホとは戦わず己と戦おう。

心から納得ができる選択を常にできるように準備しておこう。

自分の目的とは何かを知り、人生を豊かにしよう。

 

 

最後に…

この本を読んでから、信じられないくらい会社の人付き合いが楽になりました。

以前は他人からどう見られているか気にしすぎていたようです。

そして、他人から与えらた感情によって自分の時間を使うのは

本当に無駄だということに気がつくことが出来ました。

 

書籍の中でも自分の大切な時間とエネルギーという資源を

無駄にするな、と言っています。

 

興味のある方、まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。

仕事をしている時の風景が少し変わっているはずです。